・ヨミトリ君プロジェクトとは
オリジナルの意思疎通支援装置(愛称:ヨミトリ君)を用いて
病気や事故等の後遺症による麻痺等の運動障害で意思疎通が困難になった、
いわゆるロックトイン・シンドローム(以下ロックトイン)の
状態にある障害当事者の方々を支援、交流する非営利の事業(活動)です。
意識があるのに、わかっているのに、言葉を発しているのに
それが伝わらないことについて、どう向き合い、
取り組んでいくかということは、
人の尊厳に関わる大切なことだと思います。
技能と技術を心で繋ぎ、障害のある方のコミュニケーション支援、
レクリエーションの楽しい機会の提供を目指しています。
ヨミトリ君開発への思い
・ヨミトリ君について
ヨミトリ君 1号機
概要
ALS、交通外傷などで体が動かせず、スイッチなどの操作も困難になった方のための微小動作検出による意思疎通支援装置です。拳等に残った微小な動作をセンサーで読み取りPC等の操作を可能にします。
紹介動画(ヨミトリ君 1号機 概要)
ヨミトリ君 3号機
概要
体が動かせず喋ることができない障害者の方でも意識があり介助者の指筆談という技法で意思疎通を行う方がいます。
しかし、指筆談は第三者が間に入る支援のため信用できないという方もおられます。
客観性の担保ができるようにデバイスで指筆談が行えるようにしました。
紹介動画(ヨミトリ君 3号機 概要)
・活動内容
装置の研究/開発
2021/10~ 継続開発/改良中
2021/11 1号機 開発
2022/04 1号機 実用新案取得
2023/02 2号機 開発
2023/03 3号機 開発
2023/06 3号機 実用新案取得
1号機 :荷重変化量をスイッチ動作に使用するバージョン
2号機:ジャイロセンサーの傾きをスイッチ動作に使用するバージョン
3号機:圧力変化量を書字操作の入力方向の判定に使用するバージョン
実践支援
2021/11~ 継続実施中
体験会開催
2022/3/12、2022/6/25に開催
3/12 体験会レポート
6/25 体験会案内
2023/5/6 脳梗塞患者さん向け 麻痺手で遊ぼう会開催
勉強会、情報交換会の開催
対面、オンラインで2021年から継続開催中
学会発表
対人援助学会 第14回大会
脳卒中片麻痺者の麻痺側上肢操作に基づく意思疎通支援装置の有効性評価
脳卒中後遺症者さんに麻痺手でヨミトリ君を操作してもらい
微小荷重でシステムが動作するかを確認し、装置が有効に作動するかを検証した報告です。
開発コンテスト参加
M5Stack Japan Creativity Contest 2022
M5Stack Japan Creativity Contest 2023
啓発活動

大府市 市民活動交流会
(コラビア交流会2022)に参加
実機展示、操作体験を実施しました。

刈谷市 団体交流会
(わがまちのつむぎ場14)に参加
実機展示、操作体験を実施しました。

「大府市議会 総務委員会」様向けに
「人に優しいデジタル化について」という内容で
講演をさせて頂きました。
その中で「ヨミトリ君」を紹介させていただき、
これらの支援を必要としている障害者の方と
支援する技術を持つデジタル人材が
繋がる仕組みを構築していくことが必要と
意見交換させていただきました。
・支援事例紹介
・個人支援
・メンバー
・リーダー:岡田 浩
(愛知情報教育支援協会 代表理事)
・参加者:高木 久美子、増尾 明、
イッシー石川、タカシさん&ふくこさん
・協力:東海地区遷延性意識障害者と家族の会 「ひまわり」
NPO法人ドリーム